診療室への通路に、すべての歯のつく漢字（219字）の額がかけてあります。 これは、山根哲哉先生が長年調べられた集大成（1979年）で、その一字一字に、 読み方、意味、文献、出典等の解説があります。
一例として、当院の「自分歯史協会」にちなんでは、「歯史」（シ）という一字もあります。 意味は良い歯です。英語的にはＨa-story(造語)でしょうか。
詳しくは、機会があれば紹介したいと思いますが、これを見るにつけ、漢字の歴史、文化を感じるとともに、先人の歯への、愛着を感じます。

通路より、入り口に向かって、画家の故池田満寿夫氏に書いてもらった「歯」の字と、奥に向かっては、ラストエンペラー溥儀の甥の愛新覚羅寿石氏（書家）に北京紫禁城にて書いてもらった「齒」の字が、かけてあります。

	池田満寿夫氏筆		愛新覚羅寿石氏筆
	白楽天「歯落辞」 感情的に歯が失われた淋しさを、白楽天（はくらくてん）（白居易）の六六歳（八三七年）の時の七言古詩の 「歯落辞」にみることができる。 冒頭部分（訳）はコチラ		明眸皓歯 （めいぼうこうし） 明るい瞳と真白な歯で美人（楊貴妃）のこと 杜甫（とほ）の詩「哀江頭」より

（製作予定）

歯の額	歯	齒	砂時計 （1時間計：持ち砂の量）
歯の切手	ロックウェル　歯の人形達	歯磨き雛人形	アポロニア（歯の女神）